うちの母は認知症ではありますが、基本自分のことは自分でできる状態です。
それはとても有難いのですが、最近はお風呂に入りたくない傾向がとても強いのです。
3日に1回ペースなんてじゃなく、1週間に1回でさえ面倒がっています。
お風呂、入ろうねぇ〜
お風呂に入ると頭が痛くなるからイヤ!
そのときによってさまざまですが、なにかと理由をつけて拒否します。
とはいえ入浴後には
気持ち良かった〜、入って良かったわ〜
と言うので、お風呂がぜったいヤダ!なわけではなく
同じような困りごと、ありませんか?
こんなときこそ、ユーモアを交えた会話をして、お風呂に入ってもらいましょう。
この記事でわかること
- お風呂に入らないと起こる、身体的・心理的なリスク
- お風呂に入りたくなる魔法のことばとは?
- 認知症を予防する習慣
- 介護のことを学ぶのも良し!
- 介護保険では対応できないことを、プロに依頼するのも良し!
介護保険では対応できない身体介護・通院付き添い・見守り介護が依頼できるサービスを使ったり
母の話し相手とか、お願いしたいなぁ・・
高齢者が入浴しないことによる身体的・心理的リスク
身体的リスク
- 免疫力の低下 ➡︎ 皮膚の水分が不足し、脱水症状・発疹・乾燥肌・ひび割れ・湿疹などを引き起こす
- 感染症の原因 ➡︎ 日頃から清潔にしていないと、細菌がたまりやすくなる
精神的リスク
- 不安と恐怖が増す ➡︎ お風呂場での転倒や怪我を恐れ、入浴を避けがちになる
- 自己肯定感の低下 ➡︎ 自分自身の身体的なケアや清潔さの維持は、自己肯定感の一部
- 社会的孤立と孤独感 ➡︎ 入浴の困難さや不安感により、家族や友人との交流や外出を避けることが増える
- 認知機能の低下 ➡︎ 身体的な自己管理や日常生活のルーティンの維持が難しくなり、認知機能の低下につながる可能性がある
高齢者の入浴のメリット
入浴は日常的な活動であるため、日常生活の確立と維持に大きく貢献することができます。
例えば
- 清潔および全身の健康維持
- ストレスや不安を軽減し、心を落ち着かせる効果
- 安心感を高め、リラックスして眠りにつくことができる など・・
入らない理由が、逆にない!
すんなり入ってくれたら良いけどね
入浴のすすめ方
認知症の人が入浴を拒否する場合、入浴を促すのは大変なことです。
安全な環境(温度差や手すり設置など)を整え、本人が安心できるようにする
ヒートショックは、暖かい室内から寒い廊下やトイレに移動したり、寒い脱衣所で着替えた後、温かい湯船につかったりするなど、急激な温度変化によって血圧が大きく変動することで起きる健康被害です。
引用元:オムロンヘルスケア 冬の「ヒートショック」を防ぐ5つの対策
なぜ入浴を嫌がるのか、本人と話してその答えに耳を傾けてる
たとえ意味不明のような答えでも、穏やか〜に返答しましょう。
そうすることで、安心・安全な雰囲気を作ることができます。
気持ちよく入浴してもらうためには、優しさと理解のある態度を保つことが大切なのです。
まあそうは言っても、介護する側も気持ちの行き場がなくなってしまうのですよ・・
親の介護で心が折れそうな人にオススメ
入浴を促す魔法のことば
母が入浴しない件で、とあるSNSでボヤいておりました。
そんなときに、とあるかたから教えて頂いた方法が、下記の言葉を言ってみることでした。
アフロ、沸いたから入ってー
えっ???
お風呂が沸いたってことかしら?
ズバリ、魔法のことばとは?
これだけなのですが、言うほうも気づかれないかワクワクするという、まさに魔法なのです。
実際うちの母に言ったとき、一瞬「えっ?」って動きをしてましたが、お風呂に入ったので無事通じた様子でした。
他にも「おふろ」に似た言葉を探して、試してみるのも良いですね。
家族も当人もお互いのストレスが軽減されて、クスッと楽しめる要素があるのだから一石二鳥。
マジメに認知症と向き合ってばかりじゃ、いられないっ!!
あふろさん、ありがとうございます
認知症を予防する生活習慣
認知症を予防するためには、以下のような生活習慣が重要です。
運動
定期的な運動は認知症のリスクを減らすとされています。
適度な運動を継続することで、血流が良くなり、脳の機能が向上すると考えられています。
良質な睡眠
睡眠は脳にとって非常に重要です。
睡眠不足は、脳の働きを悪化させることがあるため、十分な睡眠時間を確保することが必要です。
バランスの取れた食事
バランスの取れた食事を摂ることで、必要な栄養素を摂取し、体内の炎症を抑えることができます。
認知機能を刺激
読書やパズルなど、認知機能を刺激する活動を継続することで、脳の働きを改善することができます。
ストレスを減らす
ストレスは脳に悪影響を与えることがあります。
ストレスを軽減するために、リラックスする時間を確保することが重要です。
社交的な活動
社交的な活動を行うことで、脳が刺激され、認知症のリスクが減るとされています。
友人との交流など、自分に合った社交的な活動を続けることが大切です。
入浴によって、「運動」「ストレスを減らす」「社会的な活動」につながりますね
専門的な知識がない私にとっては、身につけておきたいノウハウです
まとめ
認知症の人が入浴しないと、つぎのような全身の健康を害する可能性があります。
- 皮膚トラブル(かぶれ・皮膚炎・褥瘡など)
- 感染症
- 精神状態の低下
また、「ひとりで入浴できる」という自信にもつながるので、体が動かせるうちはこまめに入ってもらいたいですね。
認知症の母との会話は、ため息しか出ないのが現状ですが、
「お風呂入ってね」と言う側が、ストレスためないことが何より大切で。
身内の介護ってココロがドス黒くなってしまう・・
こっちも心身疲れてくるので、そんなときは「通院の付き添い」などに使える介護サービスあるって分かっていれば、抱え込まなくてもきっと大丈夫!!
外出などの介護サービス(対応エリア:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)
また、お風呂対策では、手すりや椅子などの補助器具や安全器具を使用することで、お互いの安心材料になります。
シャワーチェアー
ヒートショック予防のためにも、コンパクトな暖房もあると便利ですね。
ヒーター
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。