息子が小学生の頃だから、かれこれ20年くらい前の話・・
国語の宿題で「音読」というのがあった
自宅で教科書を読んで、それを親が聞き、感想を書くというものだった
子供にとっても宿題だが、親にとっても宿題のような類の内容だった
流暢に読めるのであれば、「とてもスラスラ読めました」とか
「感情も入っていてとても伝わりました」など、それなりに感想も書けるだろう
しかし、息子は時間がかかるのだ
聞いていても、さっぱり中身が入ってこない
本日のノルマのページ数を伝えられると、聞く私にもプレッシャーがかかる
一緒に教科書を見ながら、息子のノルマ達成に付き合い、コメントを書いていく
「昨日より上手に読めました」とか「OKです」など、私のコメントもヒドいものだった
もう少し労うような言葉を書いたら良かったと、今では思う
しまいにはシャチハタ押したりしてたくらいだから、素っ気ない母親だったかもと思う
そんなこんなで月日は流れて、音読の宿題が最近ないのかな?という日々が続いたある日
掃除をするため息子の部屋に入ったら、発見してしまったのだ、音読のプリントを!
あれ?また音読?
本来、親が書くべき欄には、すでに感想が書いてある
もちろん私が書いた訳でもないし、夫の字でもないのは明らかだった
ははーん、これは親のフリして、自分で感想まで書いたのだな?
以前私が書いたように「昨日より上手」とか、そんな風にマネて書いてあった
涙ぐましい努力を使っているのだな?と思い、プリントの内容を読んでいた
頑張る方向を間違っている息子の、更に間違っている箇所を見つけてしまった
きっと「OKです」と書きたかったのだろう・・
しかし、そこに書いてあったのは
KOです!
ノックダウンされてるやないかーい笑
「OKです」と書きたかったことは伝わったけど、間違えちゃったねー
宿題のサボり方は、なかなか難しいのでありました