うちの息子にはおもしろエピソードが結構ある
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幼稚園の参観日に行った際に、他のお母さんがうちの息子が描いた絵を見て
「Sくん大丈夫なの?」と不安気に聞いてきた
何事かと思い息子が描いた絵を見たら、
画用紙一面に「あああああああああ」と青いクレヨンで描かれていた
見る人が見れば心配になる描写かもしれないが、
当時の私は「ひらがな書けるようになった!」と喜ばしいことだったのだ
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「昔の人は、読み書きができなかった」とか「おバカな子ほど可愛い」といった言葉の意味も、
そんな訳ないでしょ?と思っていた
息子の成長と共に「そういうことかっ!」と、妙に納得できるようになっていた
話し言葉は理解できても、それらを文字に置き換えることはイコールではないし、
世話がかかる子の愛おしさだって、体感していたのだから
陽気でお調子者みたいな、「クレヨンしんちゃん」ぽいなと何度となく思った
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毎年この時期になると思い出す、息子のエピソードがある
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テレビのクイズ番組で、社会科で小六で習う問題が出された
「日本一、長い川はどこでしょうか?」というクエスチョン
正解は信濃川だけれど、大人になるとパッと出てこないもんだなと思う
当時ちょうど小六だった息子に、このクイズを出してみた
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息子はきっとおもしろ回答をするに違いない
多分、近所の川の名前を言うだろう、きっとそうだ!
などと推測しながら、息子の答えを待つ
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考えている!
息子がちゃんと考えているではないか!
学校で習ったばかりなのか?
授業を思い出しているのか?
しかし私の予想は時空を超えた息子の回答に、いとも簡単に砕けたのだ
あ、天の川?
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アマノガワって・・・
えーー、「宇宙」じゃん?
もはや川じゃなく「星」だよ?「銀河」だよ?
そりゃ「川」はついてるし、確かに巨大だけど・・
でも日本からも見えるというから
あながち間違ってもないような気までしてくる不思議さがある
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といったことがあり、七夕といえば織姫と彦星が年に一回会えるかどうか、
短冊に願いを書いてみよう!よりも、私はこのエピソードを思い出すのだ
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そんな息子もアラサーになった
年月は追加しても、色褪せない七夕の思ひ出