- 認知症の母と暮らしているが、対応に困りイライラしてしまう。
- どんな話し方をすれば、ストレス軽減になるのだろうか。
- 言ってはいけない言葉、してはいけない態度が知りたい。
- どんどん母を嫌いになっていく。
- 都合の悪い時だけ体調の悪さをアピールしてくる。
- いつまで介護が続くのだろうか。
- 母の認知症に区切りが付いた頃には、夫が認知症になるのだろうか。
- 自分はそうなる前に人生を終えたい・・・
ざっくりと、認知症の母との生活でアレコレ思いつくことを書き出したら、上記のことが思い浮かびました。
認知症の人を介護することは、ストレス(精神的緊張)とフラストレーション(欲求不満)の原因になります。
もしあなたが私と同じように認知症の親と生活していて、将来的に自分にどのような影響を及ぼすかを心配しているなら、ぜひ読んでいただきたいです。
認知症の人に対しどんな言葉を避けたらいいか、どのように接したらいいか、お話ししていきます。
とはいえ、思いやりや敬意を持って接するのは、とても難しいのです。
なので私自身の、気づきのためにも・・
では、さっそくこれらの点について掘り下げてみましょう。
認知症とは
認知症は、人の精神的能力にさまざまな影響を与える疾患です。
生物学的要因、環境要因、生活習慣の組み合わせによって引き起こされ、一般的に加齢と関連しています。
認知症にはいくつかの種類がありますが、最も一般的なのはアルツハイマー型認知症で、記憶力低下・コミュニケーションの困難・混乱・行動の変化など、さまざまな症状があります。
認知症は、本人や家族にとって非常に大きな負担となるため、本人の健康への配慮が不可欠であることを理解しておく必要があります。
私の母も、アルツハイマー型認知症で通院してます!
認知症の兆候とその影響
認知症には、身体的なものと認知的なものと、さまざまな兆候と影響があり、その人の行動や他者との関わり方に大きな影響を与えてしまいます。
認知症の一般的な兆候や症状
- 記憶力低下 最近の出来事、人々、または場所を思い出すことの難しさ
- 混乱 難しさの指示を理解するか、または情報を処理すること
- 動きの問題 バランスおよび調整の難しさ
- 言語問題 不明瞭な会話、繰り返し、または正しい単語を見つける力
- 調整力の低下 困難な書込みまたは他の細かい運動技能
- 行動上の問題 攻撃性または感情の爆発
これらの兆候は、人によって、また症状がどの程度早く診断されるかによって、深刻さが異なる場合があります。
認知症の人には、抑うつ、混乱、興奮、あるいは肉体的な疲労など、さまざまな感情的・身体的な影響が現れることがあります。
適切なケアを行うためには、行動の変化に注意することが大切です。
まったく別人みたいになっちゃうんだよね
認知症の人と話すときに避けるべき言葉
認知症の人と話すとき、どんな言葉を使えばいいのか、どんな話題を提供すればいいのか、正確に把握することは難しいものです。
認知症の方との会話では、言葉遣いを意識することでコミュニケーションに大きな違いが生まれます。
誤解を招きやすい言葉、混乱や見当識障害をもたらすような言葉は避けるべき
記憶力、知能、聴覚、状況などに言及する言葉など、否定的な感情を引き起こす可能性のある言葉も含まれます。
指示語は避けるべき
これらの言葉は、しばしばフラストレーションや失敗の感情を引き起こすからです。
自由な会話や発言をすることで、相手の話を聞き、適切な関わりを持つようにします。
攻撃的な言葉や対立的な言葉で相手を追い込まないことが重要です。
このように、認知症の方とのコミュニケーションでは、言葉遣いに気をつけることで、前向きな会話ができるようになります。
言葉に気持ちが乗らないように、ワンクッション置いてます
お風呂に入らない母へ、魔法のことば
認知症に対応する際の適切なコミュニケーション
声のトーンは低く、やさしく、身振り手振りは穏やかに。
また、認知症の人と接するときは、批判することなく、自分の意見を述べられるようにすることが大切です。
質問は、「はい」か「いいえ」で答えられるようなシンプルなものにし、選択肢を増やしすぎないようにします。
穏やかで楽しい物腰を保つことが大切です。
認知症の人は、自分の言葉や会話を理解するのが難しい場合があるので、根気よく話をするようにしましょう。
ゆっくり、短い文章で話すと、相手も時間をかけて話を理解することができます。
声のトーンを意識的に落とすの、良いねっ
介護者のストレスに対処するために
認知症の方を介護することは、当事者にとって大きなストレスとなります。
肉体的にも精神的にも疲弊し、疲れ果ててしまうことも少なくありません。
認知症の方を介護している方にとって、ストレス解消の方法は数多くあります。
その中でも特に重要なのは、燃え尽きないように定期的に休憩を取り、充電する機会を作ることです。
休憩時間には、休息、リラックス、余暇活動のための時間を確保することをお勧めします。
友人や家族との交流は、感情を処理し、社会的なサポートを受けることができるため、有益なものです。
自分のための時間をとることは、介護をする人にとって絶対に必要なことで、運動、健康的な食事、十分な睡眠をとるなどの方法があります。
ストレス解消に努めることで、少しでも前向きな体験ができ、心身の健康を守ることができます。
認知症を予防する生活習慣
現代社会が直面している認知症・・
認知症の予防や発症を遅らせることを目的とした生活習慣を検討することが重要です。
運動、栄養、認知機能への刺激、社会的な交流などが認知症のリスクを軽減する方法
運動
運動は身体的、精神的な健康を維持するために特に重要です。
定期的な運動は、認知機能を維持し、認知症のリスクを軽減することが研究で示唆されています。
栄養
栄養面でも、認知症のリスクを軽減するために重要な役割を果たします。
健康的でバランスの取れた食事は、認知機能だけでなく全身の健康を維持する上でも重要です。
魚、ナッツ類、豆類、種子類など、抗酸化物質、健康的な不飽和脂肪、オメガ3脂肪酸を豊富に含む食品を食べることは、認知機能の低下を防ぐのに役立ちます。
また、加工食品や甘いものの摂取を控えることも、炎症を抑え、血糖値を維持することで認知症の予防につながります。
認知機能への刺激
認知機能を刺激する活動をすることは、認知症のリスクを減らすのに役立ちます。
ゲームやパズルなどの認知刺激活動は、集中力と記憶力を高め、学習と記憶をつかさどる新しい神経回路を作るのに役立ちます。
社会的な交流
社会的な交流は、ストレスを軽減し、思考力、問題解決力、意思決定力を刺激することで、認知力を維持するために重要です。
グループディスカッション、講演会、セミナーなどの活動に参加することで、脳を活性化し、認知症のリスクを軽減することができます。
好奇心を持つのも、大事ですね
運動やバランスのとれた食事、認知機能を刺激する活動や社会的交流を行うことで、認知症のリスクを減らし、脳全体の健康を向上させることが可能なのです。
また、認知機能の低下を早期に診断し、迅速な治療と生活の質の向上を可能にするために、定期的に医師の診察を受けることも大切です。
自分が認知症になってしまったら、子供にお願いしたいこと
認知症にもちろんなりたくないですし、万が一、なったとしても子供に今の私と同じ思いはさせたくないです。
でも、もし自分がなってしまったら、子供にお願いしたいことは距離を持ちつつ・・
こういう感じで見守ってくれたら、良いなぁと。
上記の見守りシステムはコチラ
まとめ
この記事のまとめ
- 認知症とは → 加齢と関連
- 認知症の兆候とその影響 → 記憶力の低下・混乱・動きの問題など
- 認知症の人と話すときに避けるべき言葉 → 攻撃的な言葉や対立的な言葉
- 認知症に対応する際の適切なコミュニケーション方法 → 声のトーンは低く、やさしく、身振り手振りは穏やかに
- 介護者のストレスに対処するために → 燃え尽きないように定期的に休憩を取り、充電する機会を作る
- 認知症を予防する生活習慣 → 運動、栄養、認知機能への刺激
- 自分が認知症になってしまったら、子供にお願いしたいこと → 距離を置いて見守りシステム導入
認知症の人とのコミュニケーションは、困難な場面が多々ありますが
安心だな
と感じられるようにすることが、第一なのではないでしょうか。
向き合う側も、どんと構えて、穏やかで明るい態度でいることが大切です。
とはいえ、実践はムズカシイのである・・
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。